hanasi - manual |
葉梨 マニュアル |
ファイル構成
・hanasi.dll発声 makoto / SAORI モジュール「葉梨」の本体。 ・hanasi.txt 基礎設定ファイル。葉梨の基本的な動作を定義する情報を記述します(後述)。 省略可能。 ・hanasiv0、hanasic0 \0 側音声データを格納するディレクトリ。 配下の全ファイルを含めて省略不可です。 本ディレクトリの配下に格納されている各種ファイルの構成、及び個々のファイルのデータ構造については現状非公開です。 内容を書換えたり、ファイル構成を変更したりしないで下さい。 ・hanasiv1、hanasic1 \1 側音声データを格納するディレクトリ。 省略可能。省略した場合、\0 のデータをそのまま流用します。 ・descript.txt これは葉梨でなく、MATERIA 本体側で参照するファイルです。 葉梨を makoto として利用する場合は以下の記述を追加して、葉梨を MATERIA に組み込んでください。
基礎設定 :::基礎設定ファイル hanasi.txt で、葉梨の初期および基礎動作を設定します。
・talk.default.speed,<speed>1 文字当たりの標準の再生時間を speed に設定します。単位ミリ秒。 省略した場合は 130 に設定されます。 ・adjust.frequency.sakura,<cf> \0 側発声音高を微調整します。発声音に対して cf が乗算されます。 cf の中心値は 1.0 で、この時に原音そのままの音高となります。1.0 より大きな値にすると音は高く、小さくすると 低くなります。具体的には 2.0 で 1 octave up、0.5 で 1 octave down です。 省略した場合は 1.0 になります。 ・adjust.frequency.kero,<cf> \1 側発声音高を微調整します。機能は adjust.frequency.sakura と同じです。 ・voice.translate.dic,<filename> 読み解決辞書ファイルを指定します。いくつでも指定できます。 葉梨はひらがな・カタカナ・半角 カタカナ しか発声できません。漢字や英数字を話させる場合は、読み解決辞書でそれらの読み仮名を 定義する必要があります。 読み解決辞書の書式は単純で、元の単語と読み仮名を半角カンマで区切って指定するだけです。1 行に 1要素づつ、いくつでも定義できます。 以下は例です。// はコメント行です。
・se,<aliasname>,<wavfilename>葉梨タグ @a で再生する効果音を登録します。 wavfilename に WAV ファイル名を指定します。hanasi.dll 位置からの相対パス指定が可能です。 WAV ファイルのフォーマットは、必ず CCITT μ-Law 形式、サンプルレート 22.050KHz、 振幅分解能 8bit、モノラルである必要があります。 aliasname はこの効果音の名前で、好きな名前を付けることが出来ます。@a タグで効果音を再生する際には、この aliasname で 対象の音を指定します。 詳細はタグリファレンスの「基礎制御」の項を参照してください。 ・log,<filename> 実行ログを filename で指定したファイルに書き込みます。省略時にはログを作成しません。 ログにはリクエスト毎の処理時間や、内部エラー情報などが記録されます。必要に応じて有効に利用してください。 ログ保存時は、ゴーストの動きが全体に重くなることに注意してください。 ・logmode,(simple | detail) ログに記録するエラーのレベルを指定します。 simple では深刻なエラー(ERROR)のみがログに記録され、軽度の問題(警告、WARNING)は記録しません。 detail では WARNINGを含め、全ての問題をログに保存します。省略時は simple です。 ・tag.prefix,<chr> 葉梨タグのプレフィックス文字を chr に変更します。 デフォルトのプレフィックス文字は "@" です。普通は特に変更する必要はありませんが、もし "@" では 不都合がある場合は、このエントリを使用して別の文字に変更してください。 プレフィックス文字は必ず半角 1 文字でなければなりません。 ・security.level,(low | high) SSTP で受信したスクリプトを発声するかを設定します。 high にすると、SSTP で送られてきたスクリプトの発声は行われません。low では無条件に発声します。 デフォルトでは low(SSTP スクリプトも発声する)に設定されています。 :::"//"以降の記述はコメントとみなします。 文末コメントも可能です。ただしこの場合、必ず本文と"//"の間に 空白文字を挿入してください。空白文字として使用できるのは半角空白、全角空白、およびタブです。 空行(改行や空白文字のみの行)は自由に挿入することができます。 使い方 - 基礎 :::むずかしいことは何もありません。 スクリプトに含まれる全角ひらがな、全角カタカナ、半角 カタカナ を発声します。 :::上記以外の文字は発声しません。音は何も出ません。 もし漢字や半角英数字を読み上げさせたい場合は、読み解決辞書で読み仮名を与えてください。 :::さくらスクリプトタグのスクウェアブラケット内に記述された文字列は発声しません(例えば \q タグ)。 使い方 - 応用 :::葉梨はスクリプト内に記述された「葉梨発声制御タグ」を解釈し、実行することができます。 葉梨タグを使用すると、ロボットのような棒読み発声ではなく、ある程度のアクセントをつけて話をさせたり、 歌を歌わせたりといった複雑な発声制御が可能になります。 葉梨タグの詳細 タグリファレンス SAORI として使う :::Argument0 に話させたいスクリプトを渡してください。 :::Result には、「発声と同じ速度でバルーン上に表示されるように加工されたスクリプト」が返ります。 ほとんどの場合これは必要ないでしょうから、無視してかまいません。 :::葉梨は load にかなりの時間を必要とします。 発声させる直前のタイミングで load するのではなく、ゴースト起動時にあらかじめ load しておくようにプログラムすべきです。 |
履歴 |
:::20140717 - version 0.5 urstimme 44 ■ @wavout、@wavouts タグにオプションパラメータを追加。@wavout[ファイル名,エイリアス名,1]とするとエイリアスを更新後に対象のファイルを削除する。 :::20140714 - version 0.4 urstimme 43 ■ @wavout、@wavouts タグにオプションパラメータ追加。@wavout[ファイル名,エイリアス名]とするとエイリアスを更新する。 :::20140627 - version 0.3 urstimme 42 ■ @wavouts タグ追加。ファイル保存のみして再生をしない :::20040106 - version 0.2 urstimme 41 ■ @o タグでバルーン表示を抑止している場合でもトークに合わせた長さの \_w タグを適宜挿入する ミスト対応 ■ 稀に unload で落ちる不具合を対処 原因特定できていないまま適当に書きかえてみただけなので直ってないかも知れない。 * あやめ R アーカイブ更新。 葉梨、文、mciaudior dll の最新化のみで、トーク等に変化はありません。 :::20021102 - version 0.1 urstimme 39 ■ security.level エントリ追加 ■ SAORI としても使える :::20021101 urstimme 38 ■ 使用頻度の低いタグの廃止 ■ タグ @e 追加 :::20021101 urstimme 37 ■ 1 文字当たりの再生時間を 100ms から 130ms へ変更 ■ デバッグ用タグの廃止 ■ タグ @0<、@0>、@0+、@0- 追加 :::20021027 - version 0.0 urstimme 36 ■「あやめR」に搭載
(゜Д゜)y─┛~~ 省略されました
:::20020813 ■ urstimme 開発開始 :::20020127 primitivevoice 26 ■ primitivevoice 最終版。「あやめとホワ伊東」に搭載
(゜Д゜)y─┛~~ 省略されました
:::20011127 ■ primitivevoice 開発開始 |