nekodorif - specifications - skin - speach override


猫どりふ スキンしゃべりオーバーライド仕様書

概要

:::起動、終了、およびロープを引いたときに猫どりふがしゃべるセリフを、スキン別にプログラムできます。
伺かのAIトークには遠く及びませんが、スキンのキャラクタ絵柄に合わせた口調や内容でのしゃべりを実装することが可能となります。



基本構造

:::skinディレクトリ配下のスキンディレクトリにspeak.txtというファイルを置くと、 そのファイルでデフォルトのspeak.txtに記述されたエントリがオーバーライドされます。 デフォルトとスキン側の両方に同名のエントリがあった場合、デフォルト側のエントリが死んでスキン側のエントリが有効になります。 オーバーライドされなかったエントリはすべてデフォルトのものがそのまま使用されます。

home
 +-skin
  +-nekoninni
   +-speak.txt



有効なエントリ

:::例えば起動時のセリフを変えたいと思った場合は、speak.txtに

#welcome.script.ex
@nekoオーバーライド〜。\h\s[0]してるよ〜。\e

と書きます。これでデフォルトのwelcome.script.exエントリは効力を失い、そのスキンと 伺かは、「オーバーライド〜。」「してるよ〜。」と 言うようになります。

すべてのエントリをオーバーライドできます。



speak.txt

:::例としてデフォルト(ねここ)のspeak.txtの記述を挙げておきます。

#welcome.script.ex
@nekoども。\h\s[0]ども。\uども。\e
@nekoういっす。\h\s[0]来た来た。\w8\u剣山落とされたらどうする?@neko落とすよ。\h\s[4]\w8‥\w8‥\e
\uおい。@nekoなんですか。\uいいかげんにしとけよ。\w8\h\s[0]%keroname‥\w8‥\w8やさしいじゃん。\e
\h\s[0]あー、もう頭痛くなってきた‥‥@nekoオマエヲダメニシテヤル。\h\s[4]こわいなそれ‥‥\e

#welcome.script.ex@双葉
@nekoども。\h\s[0]あ、どうも。\uどうも。\e
@nekoういっす。\h\s[0]来ましたね。\w8\u剣山落とされたらどうするつもりですか?\h\s[0]\w8そのまま刺さるつもりです。\e
\uあの。@nekoなんですか。\uほどほどにしてください。\w8\h\s[0]%keroname‥\w8‥\w8やさしいですね。\e
\h\s[0]なんだか、もう頭が痛くなってきました‥‥@nekoオマエヲダメニシテヤル。\h\s[4]そんな脅しは通用しませんよ。\e

#goodbye.script.ex
@nekoじゃねー。\h\s[0]やっと帰るってよ。\w8\uやれやれだな。\e
@nekoさらばですよー。\h\s[0]やっと帰るか\w8‥\w8‥。\n\n\w8\u気持ちよかった?\w8\h\s[7]よくないっ!\e
@neko落とすものはユーザ側で作ることもできるよ。\w8\h\s[0]作り方はわたしのスキンやバルーンと似てるから、簡単だと思うよ。\n\n‥\w8‥\w8あんまり痛いのはやめてね。\e
\h\s[3]もうコブだらけだよ。@nekoボラギノール要る?\h\s[7]いらんわっ!\e

#goodbye.script.ex@双葉
@nekoじゃねー。\h\s[0]やっと帰りますか。\w8\uうん。\e
@neko落とすものはユーザ側で作ることもできるよ。\w8\h\s[0]作り方はわたしのシェルやバルーンに似てます。わりと簡単です。\n\n‥\w8‥\w8あんまり痛いのはやめましょうね。\e
\h\s[3]もうコブだらけです、%keroname。\u\w8ボラギノールつけますか?\hいりません。\e

#execute.message
えい。
はぁっ!
食らえ!
とお。

#welcome.alone.message
どもっ。\n\nあれ‥\w8‥\w8だれもいないじゃん\w8‥\w8‥
あれ‥\w8‥\w8ターゲットがいないよ。
「何か」を起動してくださいよぅ。

#goodbye.alone.message
さよならっ。また遊ぼうね。
今日はこのへんでやめときますか。\n\nばいびー。
ん。じゃ、またね〜。

#execute.alone.message
どこに落とすんですか。
アタリニハ ダレモイマセン
だーかーらー。
embryo.exe/ssp.exe not exist.\n\n\w8‥\w8‥\w8なんつって。

#install.complete.skin.message
スキン「@objname」、インストール完了っ。
@objname様、スタンバイOKですよ〜。

#install.complete.katochan.message
落下物「@objname」、インストール完了っ。
あ、@objnameですね〜。さっそく落としてみようかな。

#install.failure.filetype.message
‥‥なんですか、このファイルは。
へんなファイルを渡さないでくださいよ〜。

#install.failure.dll.message
うーん‥\w6‥\w6ファイル展開用のDLLが見つからないよ。

#install.failure.extract.message
ファイル展開に失敗しました。あれー?

#install.failure.structure.message
なんかダメだよ、このファイル。\n\nディレクトリ構造、install.txt、そのあたりだね。

:::エントリは#[id]の形で記述し、その次の行以降が本文となります。同一エントリで二重指定してもかまいません。すべて有効になります。

:::welcome.script.ex と goodbye.script.ex エントリでは、エントリ名の後ろに「@ゴースト名」を付加することで、指定ゴーストのみで発生する 会話を記述することができます。この時、@ゴースト無しの通常のエントリは無効になります。


■welcome系エントリ

頭にwelcomeがついたエントリは、猫どりふが起動したときのしゃべりを記述するエントリです。

welcome.script.ex
起動時のしゃべりを記述します。猫どりふ、伺か本体、keroの3者でのトークを記述することができます。
猫どりふにスコープを移動させるには「@neko」タグを使用します。例えば以下のように書きます。

@nekoかー\0\s[0]えー\1るー。\e

猫どりふが「かー」、伺か本体が「えー」、keroが「るー。」と順に発言します。
さくらスクリプトで記述しますが、猫どりふスコープに限ってはほとんどのさくらスクリプトタグが使用できないことに注意してください。使えるのは今のところ\nと\w?のみです。
行単位で複数個書くことができ、再生時にはランダムでひとつが選ばれます。

welcome.alone.message
猫どりふ起動時に 伺かが未起動だった場合の猫どりふのしゃべりを記述します。しゃべりのみを記述します。@neko、\eは不要です。\nは使えます。


■goodbye系エントリ

頭にgoodbyeがついたエントリは、猫どりふが終了するときのしゃべりを記述するエントリです。

goodbye.script.ex
終了時のしゃべりを記述します。記法はwelcome.script.exと同じです。

goodbye.alone.message
猫どりふ終了時に 伺かが未起動だった場合の猫どりふのしゃべりを記述します。記法はwelcome.alone.messageと同じです。


■execute系エントリ

頭にexecuteがついたエントリは、猫どりふがロープを引いた時(物体落下を開始した時)のしゃべりを記述するエントリです。

execute.message
ロープを引いた時の猫どりふのしゃべりを記述します。記法はwelcome.alone.messageと同じです。

execute.alone.message
猫どりふがロープを引いた時に 伺かが未起動だった場合の猫どりふのしゃべりを記述します。記法はwelcome.alone.messageと同じです。


■install系エントリ

頭にinstallがついたエントリは、猫どりふにファイルがドロップされたときのしゃべりを記述するエントリです。

install.complete.skin.message
DnDされたINSTALL/1.0対応スキンのインストールが完了した際の猫どりふのしゃべりを記述します。
記法はwelcome.alone.messageと同じです。

メタ文字列 @objname を文中に含めると、インストールされたスキン名に置換されます。

install.complete.katochan.message
DnDされたINSTALL/1.0対応落下物のインストールが完了した際の猫どりふのしゃべりを記述します。
記法はwelcome.alone.messageと同じです。

メタ文字列 @objname を文中に含めると、インストールされた落下物名に置換されます。

install.failure.filetype.message
LHA、ZIP以外の形式のファイルがDnDされた際の猫どりふのしゃべりを記述します。
記法はwelcome.alone.messageと同じです。

install.failure.dll.message
UNLHA32.DLL/UNZIP32.DLLのロードに失敗した際の猫どりふのしゃべりを記述します。
記法はwelcome.alone.messageと同じです。

install.failure.extract.message
DnDされたファイルのLHA/ZIP展開に失敗した際の猫どりふのしゃべりを記述します。
記法はwelcome.alone.messageと同じです。

install.failure.structure.message
DnDされたファイルの構造に問題があった際の猫どりふのしゃべりを記述します。
記法はwelcome.alone.messageと同じです。
「構造の問題」とは、具体的にはinstall.txtに関する問題(ファイルがない、記述が間違っている)を指します。