shi-tracer

お絵かきしぃ掲示板 PaintBBS」へデスクトップ表示を転写するスクリーンキャプチャソフトです。


  • アップロード機能を持っていないしぃ掲示板へ画像をアップロード
  • スキャナで取り込んだ線画をしぃ上へ転写
  • しぃアプレット上で複数の絵を合成

    といった用途にご利用いただけます。

    しぃペインター(標準/プロ)にも対応しています。



    動作環境

    以下を要求します。

  • Win9x/Me/NT4/2000/xp/Vista/7
  • しぃアプレット/しぃペインターが動作する環境
  • 24bpp以上の画面モード。256色とかHighcolor(16bpp)では動きません。
  • ブラウザの種類や、PCスペックによっては正常動作しないという情報があります。

    正常動作しない場合はオプションの同期系機能をお試しください。

  • しぃペインターでは、qualityを1以上に設定していると正常に処理できません。

  • 使い方

    1 shi-tracerを起動します。

    2 しぃアプレットを実行して、絵を描ける状態にします。

    3 転写する絵を表示します。



    右上の長方形がshi-tracerです。
    4 まずは転写したい範囲を取り込みます。

    shi-tracerの[転送元領域...]ボタンをクリックすると、転送範囲を指定するモードとなりますので、マウスを使って 転写したい範囲を囲んでください。
    作業中には選択中の領域の頂点座標とサイズがリアルタイムに表示されます。
    サイズには特に注意してください。 幅と高さが転写先のしぃキャンバスより大きくならないようにする必要があります。

    範囲設定が完了したら、元絵は閉じてもかまいません。
    5 次に、転写先の位置を指定します。

    shi-tracerの[転送先位置...]ボタンをクリックしてから、転写したい位置をクリックします。
    6 RGBバー位置を認識させます。

    まず、しぃアプレットの描画色を「白」にします。
    方法はパレットから選んでも、RGBバーを操作して作成してもどちらでもいいです。とにかく、「RGBがすべて255」という状態にします。

    そしてshi-tracerの[RGB領域...]ボタンをクリックし、RGBバーの全体を包含するように範囲を指定します。

    囲んだ範囲の中央にG(緑)が来るように囲んでください。
    ある程度のズレはshi-tracerが勝手に認識しますので、あまり神経質にあわせる必要はありません。

    [RGB領域...]ボタンの右側の マーカーが、「×」から「○」に変わったら認識成功です。
    これで準備が終わりました。
    7 しぃアプレットの描画ツールを「鉛筆」の「1ドット」に設定します。

    8 [はじめ]をクリックします。転写が始まります。

    転写中はマウス操作が出来なくなります。
    転写が終わるまで、お茶でも飲みながら見守っていてください。

    転写に要する時間は以下の通りです。画像サイズは350x350とします。

  • 写真(色数が多く複雑な画像) : 5〜10分
  • アニメ風のイラスト(色数が少なく単純な画像) : 数十秒〜3分

    指定位置が間違っていたり、動作があやしかったりした場合は、中断することが出来ます。
    マウスを上下方向にササッと動かしてください。これで転写はキャンセルとなり、マウスが開放されます。

    転写が完了すると、処理時間が表示されます。



  • オプション

  • [左上色を透過]チェックボックス

    これをチェックした場合、転写元画像の左上隅の色は転送しません。
    既にしぃアプレットに描画隅の画像の上へ、画像をフチ無しで転写したい場合等に使用できます。

  • [しぃペインター]チェックボックス

    しぃペインターを使用する場合は、このチェックボックスをチェックして下さい。
    「しぃPaintBBS」、およびしぃペインター(プロ)ではその逆で、ここはチェックしないで下さい。

  • [色切替時に同期]チェックボックス

    これをチェックすると、RGBバーを操作する直前に必ずウェイトが挿入されます。
    描画中にゴミが乗ったり、動作が極端に重くなったりする際にチェックしてみてください。 改善される場合があります(必ず改善される保障はありません)。

  • [マウス移動時に同期]チェックボックス

    これをチェックすると、マウスカーソルが移動する際に適切にウェイトが挿入されます。
    描画中にゴミが乗ったり、動作が極端に重くなったりする際にチェックしてみてください。 改善される場合があります(必ず改善される保障はありません)。

  • [全ピクセルで同期]チェックボックス

    これをチェックすると、ピクセルを描画するごとにいちいちウェイトを挿入します。
    描画中にゴミが乗ったり、動作が極端に重くなったりする際にチェックしてみてください。 改善される場合があります(必ず改善される保障はありません)。

  • [同期時のウェイト]

    同期機能を使用する場合のウェイト値を指定します。 描画中にゴミが乗る時に、1〜10程度の値を与えると改善する場合があります。(必ず改善される保障はありません)。


    注意事項など

  • 転写する際に減色が発生します。また、コントラスト比が多少低くなります。
  • 転送先位置、およびRGBバー位置を設定後は、しぃアプレットを起動しているブラウザのウィンドウ位置を動かさないで下さい。
    もし移動させた場合は、両方とも再度設定しなおしてください。

  • 履歴

  • phase 14 - 20110404
    ・「全ピクセルで同期」オプションを追加
    ・同期時のウェイト値を固定値(1ms)ではなく指定できるように改善
  • phase 11 - 20040528
    ・マウス移動を行なった際には必ず待つオプションを追加
    ・しぃペインター時の動作を改善
    ・転送元領域を設定した段階でメモリ上に画像を取り込むように
  • phase 8 - 20040524
    ・RGBバー操作時のウェイトが環境差分を考慮できていなかったので修正
    ・描画待ち合わせ時間を8倍に延長
    ・RGBバーを操作する前に必ず描画待ち合わせをするオプションを追加
  • phase 6 - 20040522
    初版